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グアム
若手会旅行レポート「グアム旅行記」

60期  原英彰
若手会旅行レポート「グアム旅行記」
60期 原 英 彰

1.1日目
(1)平成20年2月29日,本日は快晴なり。絶好のグアム日和となりました。
   弁護士には「弁護士時間」という悪癖があることは皆さんご承知のとおりですが,この日は比較的集まりが良かったように思います。なんたって,グアムですからね。
   各人の格好は,「その荷物でかすぎません!?」という人から,旅慣れた感じの身軽な人まで,様々でした。かくいう私は,こう見えても帰国子女ですので,「パジャマかよ!?」と総ツッコミを浴びるくらい普段着で余裕を見せつけたのでした。
   そんなこんなで,特にトラブルもなく,一水会一行は機上の人となりました。
(2)グアムに着いた時の感想は「思ったより暑くないな。マレーシアの方がよっぽど暑かったぜ!」といったものでした。しかし,それは室内だけの話で,外気に触れたとたん,「暑い!」の大合唱。グアムはカラッと暑いのかなあと思っていたのですが,結構蒸し暑かったです。
   しかし,グアムはすごいです。車は左ハンドル,周りは外国人ばかりです。でも,結構日本語通じます。せっかく,マレーシア仕込みの英会話を披露しようと思ったのに・・・・。
   ホテルもすごく豪華で感動しました。「今度は彼女と来よう!」と思いました。
・・・彼女いませんけど。
   さっそくみんなで記念撮影をして,グアムで一つめの思い出を作りました。
(3)記念撮影が終われば,部屋割りです。私は,「何かの手違いで女子と同じ部屋になったりして・・・」と男子高校生並の妄想をたくましくしていたのですが,我らが一水会の若手会がそんなミスをするはずもなく,男性と一緒の部屋になりました。やっぱ愛より友情ですよね。
   部屋割りが決まって荷物を置くと,ご飯の時間まで自由行動でしたので,私は友達と連れだって,銃を撃ちに行きました。
   銃は怖いです。あんなもの,人に向けて撃つ人の気が知れません。戦争反対!ノーモアウォー!と叫びたい気持ちになりました。軽い気持ちで射撃に行ったのですが,思いがけず,戦争と平和について考えさせられました。
(4)そして,お楽しみの食事の時間。食事ももちろん楽しみですが,この場で初めて交流する新旧60期もいるわけです。自然と新しい出会いに胸がふくらみます。
   60期自己紹介の場では,夜の遊びのことをどれだけうまいこと言えるか合戦がはじまりました。みなさん,かなりウケてて,うらやましかったです。私は滑りました。
   この食事の場で,どれだけ新しい出会いがあったのかは分かりませんが,新旧60期それぞれが,「この人はこんな人なのか」という第1印象を持つことが出来ました。
(5)食事後は各人自由行動でした。私は,グアムにおけるショービジネスの到達点と問題点の調査をテーマに,街へと出かけました。
   グアムはあらゆる意味ですごかったです。レベルの高い人は「ハリウッドスターか!」といったすばらしい容姿ですし,そうじゃない人は(失礼)「空母だ!」(I氏の表現)といった感じでした。
   そして,それぞれがそれぞれの満足感を抱えながら,グアム1日目の夜は更けていきました。

2.2日目
(1)2日目は,オプションを選んだ方は各人のオプションに参加し,そうでない方は自由行動でした。私は,イルカウオッチングアドベンチャーに参加しました。
   果たして,イルカに会えるのか。気分はもうイルカに乗った少年(城みちる)です。
   現場に到着すると,そこには豪華クルーザーが。そして,粋でいなせな海の男たち!気分はもう海の若大将(加山雄三)です。
   出発進行!・・・って,いきなり二人戦死者が!いくら豪華クルーザーとはいえ,やっぱり揺れますから。イルカへの道は厳しいのです。
   しばらくすると,海面に怪しい影が見え始めました。ざわつく乗客たち。影はかなりもったいぶりながら,船の近くを潜行します。
   次の瞬間!イルカが海面から顔を出しました!一瞬見えただけですが,船上は熱狂の渦です。
   このイルカ,サービス精神旺盛な連中で,最初はもったいぶってたくせに,だんだんと顔を出す頻度を増やしてきます。これがほ乳類と魚類の決定的な差でしょうか。船上の人々を散々興奮させた後,イルカたちはカーテンコールを待たず,去っていったのでした。
(2)しかし,このイルカウオッチングアドベンチャーがここで終わりと思ったら大間違いです。まだ,僕らのアドベンチャーは始まったばかりだったのです。
   イルカが去った後,次に始まったのは釣りでした。私は,釣りじゃモテねーぜと斜に構えてたのですが,大物を釣った人が黄色い歓声を受けているのを見て,自分の判断ミスに気づきました。しまった!次こそは!
   釣りの次はシュノーケリングでした。いいとこ見せるチャンス到来!
   しかし,問題が1点だけありました。完全無欠に見える私ですが,致命的な弱点があるのです。そう,泳げないのです。言うなれば,ポセイドンだけいなくなってしまったバビル2世みたいなものです。
   しかし,ここで引き下がっては,やる気勇気原英彰の通り名が泣きます。私も他の方々とともに,勇気をもって海に飛び込みました。
   その勇気は,感動で報われました。水族館をひっくり返したかのような海。刺さったら痛そうなとんがった魚や蛍光ペンを塗りたくったようなきれいな魚・・・今まで見たこともない世界でした。
   グアムの海はやっぱりすごい!船上に戻った私たちは,口々にその感動を語り合いました。
   しかし,Hさんの「酔ってるの我慢して潜ったら,中でちょっと吐いちゃったよ」のひと言に,一同,「そういえばなんか魚がやたら集まってる場所があったような・・・」と思い出したのでした。
(3)イルカウオッチングアドベンチャーはこれだけでは終わりません。次はバナナボートです。しかし,私は,タオルを忘れてしまっており,体を自然乾燥させなければならなかったことから,敬遠させて頂くことにしました。
   期待を胸にバナナボートに乗り込む第一陣。走り出すと,みんなそれぞれはしゃぎ出しました。
   船上から見ていると,バナナボートって,なんか一体感があって良さげです。「一緒にワーとかキャーとか言ってたら,自然と女子と仲良くなれるのではあるまいか」と,また男子高校生的発想が首をもたげてきました。
   そこで,私も第二陣に参加することにしました。
   バナナボートは,実際に乗ってみると,クルーザーが大きすぎるということもあるのでしょうが,意外と動きが鈍いものです。時間が経つごとに,乗組員の熱が下がっていきます。
   これじゃいかん!と,みんなで左右に動く度に,体重移動をすることにしました。「右だ!」「次は左だ!」という風に体を動かしていると,私の求めていた一体感が生まれてきました。新旧60期はじめての共同作業は,このバナナボートだったかもしれません。
   一同,冷めやらぬ興奮を抱えながら,船上に戻ったのでした。
   他のオプションのことはよく分かりませんが,このイルカウオッチングアドベンチャーは,大正解のオプションでした。
   私は,「今度は彼女と来よう!」と心に誓いました。・・・・彼女いませんけど。
(4)ホテルに帰ると,また自由行動です。私は,街に出かけました。お昼ご飯とお土産のためです。
   お昼ご飯にはステーキを食べたのですが(すてきなステーキ!),やはりアメリカンサイズで,ドリンクもアメリカンサイズでした。こんなに飲み食いしたら,そりゃ太るぜ・・・と改めて肥満社会アメリカのことを考えました。
   お土産を買っている最中,新60期のグループと会いました。そこで,今回の旅行最大の目玉と言っても過言ではない,新旧60期晩餐会の企画が立ち上がったのです。
(5)ホテルに戻ると,さっそく会場の手配です。フロントの人に「エクスキューズ,ミー?」と問いかけると,「何か?」と流ちょうな日本語で返されます。人数の目安や希望の料理を伝えると,「チャモロ亭」という,いかにもグアムらしいお店を紹介してくれました。
   ついに,お膳立てが整ったのです。新60期と交流できるチャンスが!(誤解されているかも知れませんが,もちろん私は男子とも交流したいのです。)
   チャモロ亭では,偶然にも,僕の席は女性の多い席でした。っていうか,違うほうの席には男しかいませんでした。これはあくまでも偶然です。偶然。偶然って怖いです。
   せっかくの交流のチャンスですので,いろいろ質問が飛び交います。まあ,我々は品位ある一水会員ですから,あまり下世話な質問はしません。せいぜい「彼氏いるんですか!?」くらいです。
   とにかく,チャモロ亭では,悲喜こもごも,それぞれがそれぞれの交流を果たしたのでした。
(6)しかし,ここで一つ,大きな問題がありました。実は,その晩は,ナイトディナークルーズというオプションがあり,それに参加していた方は,このチャモロ亭交流会には参加できていなかったのです。
   これでは,真の意味での交流はできません。
   そこで,柏木筆頭(当時)のご采配により,ハードロックカフェで2次会が開催されることとなりました。
   ハードロックカフェでは,旧60期土橋さんが次期幹事となることが決まりました。満場一致です。
   このとき,私は,現場に来ていない人と連絡を取るために,いったん店を出て電話をしていたのですが,戻ったとき,信じられない光景を目にしました。
   土橋さん,踊っとる・・・・。
   なぜかお店の音楽や照明がパーティーモードになり,土橋さん含め,一水会員から他の一般のお客さんまで,踊りまくってます。
   私が店を出ていた約10分の間に,いったい何があったのか・・・・
   とにかく,新旧交流会の2次会は,土橋さんのご活躍により,大盛り上がりで幕を閉じました。
(7)しかし,二日目の夜がこんなもんで終わると思ったら大間違いです。
   今まで書きませんでしたが,私と友達数人は,この旅行中,ことあるごとに「754号室」に集まり,ビールを飲みまくっていました。
   そこで,その754号室に他の人も集めて,飲み会をすることにしたのです。
   754号室,すごい人口密度になりました。部屋の主であるHさんとYさんは苦笑いです。
   そのうち,60期だけではなく,上の先生方も754号室に来られ,754号室は喧噪の渦です。
   期にかかわらず,遊ぶときには一緒になって徹底的に遊ぶというのが一水会らしいところだと思いました。

3.3日目
(1)3日目のオプションはゴルフだけでした。そのため,ゴルフに行く人は5時起き,そうでない人は自由行動です。
   私は,ゴルフに参加しました。かなり前の日の疲れが残っていましたが,ゴルフとなれば,しゃきっとするのが一水魂です(多分)。
   当日は,絶好のゴルフ日和で,すさまじい日差しの強さでした。
(2)私は,嶋田先生,久保井先生,60期の細川さんの組でした。
   なぜかプレーの最中,細川さんがしきりに私のことを「原先生」と呼ぶので,妙に丁寧な人だなあと思っていたら,なんか私のことをすごい年上だと思っていたようです。この前,コンパで「35歳?」と言われた以来のショック。自分の老け顔がにくいです。一応,ぼく,一水会最年少なのに・・・。
   今回のゴルフ,とにかく嶋田先生のすごさに唖然としました。私の中での「シングル」といえば,「独身」という意味でしかなかったのですが,「ハンディ」という意味でのシングルの意味を強く印象づけられました。
(3)結局,私のスコアは162でした。前回のラウンドが169だったので,上出来です。この調子で少しずつスコアを縮めていけば,いつかは私もシングルです。
   しかし,細川さんが久保井先生に1打差で勝ってしまったのには驚きました。うれしそうな細川さんの横で,冷や冷やする私。帰国したら机がなかったなんてことにならなければいいけど・・・と心配しましたが,杞憂だったようです。
(4)最近は,あまりゴルフをしない人も多いと聞きますが,やっぱりゴルフをラウンドしながら,普段はあまり話す機会のない先生と話すというのは貴重だと思います。
   私も162というスコアで平然とラウンドしているくらいですので,ゴルフへの参加を躊躇している方は,一度清水の舞台から飛び降りる気持ちでチャレンジしてみてください。楽しいですよ。
(5)ゴルフ後は,また自由行動です。その晩も,全員参加ではありませんが,プチ交流企画として,ホテルにあるバーベキューレストランでお食事会をしました。
   食事には,火を振り回すダンスが付いていました。
   しかし,火よりも,ダンサーの女性の腰の動きがすごくて,周りの男性陣は釘付けになっていました。
   私は,火を見ていましたけど。いや,本当に。
   水平線に沈む夕日を眺めながらのバーベキューは,グアム最後の夜の晩餐にふさわしいものでした。
(6)その後は,またみんなで集まり,754号室で飲みました。「こんなに大量のビール,飲みきれるわけないですよ!」というくらいの量のビールを買っていたのですが,次の日には全部なくなっていました。それどころか,ホテルの冷蔵庫のビールにまで手が出され(高いから手を出さないためにわざわざ外に買いに行ったのに!),想定外に大量のビールを消費することとなりました。
   次の日は,4時半起きという地獄のスケジュールだったのですが,754号室では,3時ころまで人がいました。Hさん,Yさん,すみません・・・・。
   でも,やっぱり,60期で部屋で集まって飲むのは,特別なイベントで集まって飲むよりも,親近感と一体感がありました。また,次回の若手会旅行でも,こんなふうに飲めたらいいなと感じました。

4.4日目
  4時半起きです。しんどいです。しかし,それ以上に,帰りたくないなあと思いました。
  楽しい時間と飛行機で寝ている時間は過ぎるのが早いのです
  気づいたら,日本でした。
  かくして,大きな事故もなく(小さな事故は?),参加者一同,無事に帰国することが出来ました。
  こんな楽しい旅行に参加させて頂き,若手会世話役の先生方やご協力をいただいた先生方に対してはいくらお礼を言っても足りないと思います。私も一水会の会員として,次は「楽しませる側」に回りたいと思います。
  若手会旅行,本当にありがとうございました!
以 上

※旅行の写真をアルバムにupしておりますので、是非ご覧下さい。
イルカ
つり上げました!
海超えのショートホール
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