行事
筆者の中川さん
若手会主催「若手弁護士のための会計ABC」のご報告

58期(平成18年度若手会世話役)  中川みち子
 昨年6月16日と今年1月23日に行われました一水若手会主催「若手弁護士のための会計ABC」についてご報告します。
 私は若手会世話役として参加したものの、「なるほど会計かぁ、全然分からないけどやっておいた方がいいよなぁ」と、マイク係りなんかをやる程度の気持ちで臨んでいたところ、52期の小島幸保先生と一緒に演壇に上り、司会(もどき?)をやることになってしまいました。
 しかも、6月に行った第1弾は170人以上の参加申込みをいただき、そのうち100名余りのご参加をいただくという大盛況イベントとなってしまいました(嬉しいことですが…)。
 私に期待されていた役割は「若手らしい基本的な質問をする役」のようでしたが、はっきり言って質問する内容さえ浮かばない状態で、会計士の先生の経歴紹介をしたことしか覚えていません。とっつきにくい会計について、司会の質問に答えていく形で講演してもらえれば分かりやすいのでは、との意図で始まった小島先生とのW司会でしたが、う〜ん、効果があったかどうか…。

 今年1月に第2弾をやることになり、「もしかして・・・」と思っていたら、2回目も小島先生とのW司会をとのことで、企画内容の打合せ段階から参加しました。
 第1弾は「会計とは」「会社法によって変わる会計」という、初心者にも比較的分かりやすかったのですが、第2弾は「民事再生における会計」ということで、打合せ時の会計士さんの説明には本当に「???」でした。筆頭の野村剛司先生(50期)がそんな私の様子を察して、「中川先生分かる?」と振ってくださったので、「そもそも財産評定の意味が分からない」という超基本の「若手らしい質問(?)」をしてしまいました。それを聞いた会計士さんから、「じゃあ、まずそこから詳しく説明します、レジュメ作り直しますね」と優しいお言葉を掛けていただき、講演のレベルをかなり下げることに貢献しました。
 なので、財産評定の意味から分からなかったという初心者にはよくわかる基本的な講演内容になったかと思います。もう少し高いレベルが良かったという方には申し訳ありません。「ABC」ですから許してください。

 結局、第2弾も80名ほどの参加をいただき、盛況のうちに終了することができました。
 私としては理解できていない会計について舞台の上で話すのは冷や汗ものでしたが、2回の講演会を通じて会計士さん達とお話ができ、監査が多いので外を飛び回っていて事務所には席がないという会計士さんの世界も少し覗けて勉強になりました。
 今後はM&Aや企業再生など、今後ますます弁護士と会計士が連携したり役割分担する仕事が増えてくると思います。まだ参加したことがないという先生方も、この企画は来年度の若手会でも引き続き第3弾第4弾を開催していくつもりですので又是非ご参加ください。
開会の挨拶(世話役筆頭の沢田さん)
講師の先生方
他会派の先生にも大勢参加いただきました
司会の小島さんと中川さん
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