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夏住先生のご意見に対して、若干の意見を投稿いたします。投稿という原稿スタイルにするとどうしても肩肘を張ってしまいますので、せっかくのメールによる意見交換の特質を生かして、極めてラフに気楽に意見を申し述べます。ご容赦下さい。
- アイデンティティーの維持に関して
アイデンティティーは不可欠だと思います。他業種の中で仕事をするときも、弁護士の視点を忘れては元も子もありません。現在の司法改革は、「法化社会の実現」「市民生活上の医者としての弁護士」「法的サービスへのユビキタスアクセス」等いろいろな表現がされますが、基本は行政優位の社会から国民主導の社会への社会変革の一環として法律というツールを如何に生かすかです。そのための法曹には、既存の法律を駆使するのみではなく、あるべき法律を創造する役目もあるはずです。そのためには就いている職業にかかわらず法曹としての自覚と認識が必要であり、その土壌を形成する弁護士会の役割とアイデンティティーの確立の必要性は高まりこそすれ低下すべきものではないと考えます。
- 法律事務所を運営する上で、どのような業務上の工夫(多人数化、他業種との共同化、法人化、その他)が必要または有益だと考えますか。
いかなる規制も取り払うべきです。基本的に利用者が利用しやすい形態を、利用者とともに自由に模索すべきでしょう。上からのお仕着せの規制を取り払い、国民主導の社会を作り出すのが司法改革ですから、司法自身が司法行政優位の社会を作ってしまっては本末転倒です。
- 「3〜5年、専門任官(医事、労働、行政、知財等)をして、戻ってからその経験を事務所で活かしてもらう」という考えを広めていくことが考えられます。このような方法は有効と考えますか。
極めて有効だと考えます。
- 隣接士業との業務の共同化は、利用者である国民にとってプラス面は判りますが、マイナス面としてはどのようなことが考えられますか。
たいした、マイナス面は想定されません。規制をせず自由化すべきです。基本的には利用者の判断に委ねるのが司法改革の趣旨であると信じます。
問題は、非弁活動くらいでしょうか?でも隣接業種との共同化が非弁活動を活発化するとも思えません。非弁防止は別の観点から考えるべきです。
大阪弁護士会や一水会の件についてはさしたる名案を持ち合わせておりませんので今回は差し控えます。
以 上
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